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GNU Common LISP 2.4.0


gcl-2.4.0をbuildする[2002.09.21]


ふと気がつくと、GNU Common LISP 2.4.0がリリースされていたが、gcl-2.3.6のelf対応patchだけでは不十分であることが判明したので、しばらく保留していた。 先に移植に成功したkay氏からgcl-2.4.0用のpatchファイルを入手したので、gcl-2.3.6からgcl-2.4.0に乗り換えてみた。
毎回、elf対応のpatchを当てるのが面倒なので、オリジナルソースにマージして欲しい。gcl-2.4.0をNetBSD-1.5.x/i386で使おうとする人が少ないのかもしれない。
大きな整数の計算でstackが不足しないようにするため、h/stacks.h中を以下の用に修正して、build/installした。
/*#define VSSIZE 8192 */
#define VSSIZE (8192*1024)
楕円曲線による素因数分解プログラムで、60桁の合成数
    c60 = (2211-1)/15193
が2つの素数の積
   60272956433838849161*3593875704495823757388199894268773153439
に分解できることを確認した。

gcl-2.3.6でコンパイルしたプログラムも読み込み/実行できるが、gcl-2.4.0のオブジェクト形式は少し変更されているようである。


Last Update: 2005.06.12
H.Nakao

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