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GNU Go 3.2


GNU Go 3.2と碁を打つ[2002.08.24]


コンピュータ囲碁のプログラムGNU Go 3.2をinstallして、少し遊んでみた。 筆者の現在の実力では、布石で大差が付き、全く勝てない。 GNU Go 3.2は、練習相手としては十分なレベルである。

コンピュータチェスの世界では、1996年に世界チャンピオンKasparovがDeep Blueと6番対局して、4-2で勝ち越したことが話題になった[1]。この頃には、最強のコンピュータチェスの実力は、世界チャンピオン並になったといえる。

囲碁の世界では、名人クラスと対等に戦えるプログラムはできていないようだが、100年後には、実現できているかもしれない。

GNU Go 3.2をNetBSD-1.5.2/i386上でbuildする手順は、以下の通りである。
  1. gnugo-3.2.tar.gzを展開する。
        $ tar zxf install/gnugo-3.2.tar.gz
        $ cd gnugo-3.2
        
  2. INSTALLファイルを良く読む。
  3. configureする。
        $ ./configure --enable-cache-size=32 --enable-level=8 --prefix=/usr/gnu
        
  4. makeする。
        $make
        
  5. installする。
        $ su
        # make install
        # exit
        
  6. make cleanする。
        $ make clean
        

美しい碁盤を表示するXアプリケーションCgoban 1.9.12もbuildしておくと、マウスで碁盤をクリックするだけで良くて便利である。
Cgobanのbuildと設定の手順は、以下の通りである。
  1. cgoban-1.9.12.tar.gzを展開する。
        $ tar zxf install/cgoban-1.9.12.tar.gz
        $ cd cgoban-1.9.12
        
  2. READMEファイルを良く読む。
  3. configureする。
        $ CFLAGS="-m486 -O2" ./configure
        
  4. Makefile-i386-NetBSDを修正する。
    40c40
    < PREFIX = /usr/gnu
    ---
    > PREFIX = @PREFIX@
        
  5. makeする。
        $make
        
  6. installする。
        $ su
        # make install
        # exit
        
  7. make cleanする。
        $ make clean
        
  8. cgobanを起動する。
        $ cgoban 
        
  9. [Go Modem]アイコンをクリックして、黒番または白番のProgramに"/usr/gnu/bin/gnugo"を設定し、[OK]をクリックする。
  10. Rules Setで日本ルール"Japanese"を選択して、[OK]をクリックする。
  11. 碁盤が表示されるので、打ちたい位置をマウスでクリックして、ゲームを進める。

参考文献




Last Update: 2005.06.12
H.Nakao

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