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sansui AU-X111 MOS VINTAGEを修理に出す[2012.02.25]


オーディオアンプSansui AU-X111 MOS VINTAGEのスピーカ出力端子(B)の左GOLD側が根元から折れているのに気づいたので、修理に出すことにした。 スピーカー出力端子は樹脂製なので、購入から25年経過した間に、劣化したと思われる。
2012年8月に、後継となるアンプDenon PMA-A100を購入済みであったので、直ぐにこちらに置き換えた。 交換した直後には、小さい音で鳴らした時に、低音が出にくくなったように感じたが、ボリュームを上げれば、問題はない。 トーンコントロールで、BASSを少し持ち上げることで、解決した。 しばらく鳴らしているうちに、PMA-A100のエージングも進み、耳も慣れてきて、PMA-A100も、それなりに、いい音に感じるようになった。
AU-X111もPMA-A100もMOS FET出力なので、音に共通の特徴があるように思う。
スピーカー出力端子の同一部品がメーカーにも無いので、他の機種用の部品で合うものを探して、付け替えてもらうことになった。 修理に約1ヶ月かかるということだが、代わりのアンプがあるので、全く問題ないことを伝えた。 サンスイサービスの担当者から、1週間前にもAU-X111の修理を受け付けたと聞いたので、現役で動作していたAU-X111が他にもあるようだ。

[2012.03.18追記]
サンスイサービスから連絡があり、スピーカー端子の部品が見つからないので、もう少し待って欲しいということだったので、了承した。
[2012.05.12追記]
サンスイサービスから連絡があり、スピーカー端子の部品(20mmφ)は、別機種用の部品(15mmφ)で代用したいが、それに合うワイッシャーを探していて、もう少し待って欲しいということだったので、了承した。
[2012.05.26追記]
サンスイサービスから連絡があり、折れたスピーカー端子を強力な接着剤で固定したところ、スピーカーケーブルも問題無く接続できることを確認したが、もしスピーカー端子を別の部品に交換すると、アンプ基盤の出力側の変更も必要になるというので、接着剤による固定修理を了承した。同時に予算5万円以内で、必要な点検と不良部品の交換をしてもらい、修理品の返却は6月9日の予定になった。

AU-X111のこれまでの修理履歴をまとめておく。
No. 受付年月日 完了年月日 症状 修理箇所 修理費用(出張料含む)
1 1996.05.11 1996.06.08 電源入らず。セレクタインジケータ不灯。バランスVRのガリ。 ダイオードリーク(4),ヒューズ(1)他交換。
SPリレー(3),ランプ(10),ダイレクトSW(1),バランスVR(1)劣化交換。
30,025円
2 1999.06.14 1999.07.17 プロテクタが働く。 長時間エージングしたが、異常が発生しなかった。 4,410円
3 1999.09.27 1999.12.18 プロテクタが働く。SPターミナル交換。 SPターミナル(A),μPA68H(1),半固定470Ω(1)交換。
PCBアルコール洗浄。DC調整。
14,910円
4 2006.02.25 2006.03.25 Video2のSWノブが戻らない。Selection Indicatorランプ切れ。 SPリレー(3),ランプ(6)交換。
半田付けクラック修復。SW Knobヒンジ修復。
25,830円
5 2011.02.12 2011.04.12 プロテクタが働く。 ランプ(1)交換。DC調整。SW Knobヒンジ修復。
13,650円
6 2011.08.23 2011.09.17 プロテクタが働く。Rec-SWノブ破損。 0.SetVR(L-ch)交換。Rec-SWノブ修復。 無償(前回修理の保障範囲内)
7 2012.02.25 --- SPターミナル(B)破損。 --- ---

AU-X111 MOS VINTAGEの破損したSPターミナル[2012.02.19撮影]
AU-X111 MOS VINTAGEの後側SP端子破損



Last Update: 2012.05.26
H.Nakao

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