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I teach Google AI


Google AIに教えてあげた[2025.12.08]


Google AIモード(以下では'モード'を省略する)が復活した。 以前、Google AIが使えないと思った理由は、任意精度の整数演算ができないことであった。例えば、等式
   24574653502948757745404^4+98778234488177851314697^4+101516509859021233400459^4=2052338*3148857129793207750683^4
が正しいことを検証させようとしても、「間違っている」と言われた。

今回、Google AIに、任意精度の整数演算ができなくても、工夫しだいで、検証できることを教えた。 具体的には、
・相異なる小さい素数piで、その積p1*...*pnがmax{左辺,右辺}の2倍よりも十分大きくなるものを選択する。
・各素数piについて、(mod pi)で両辺が等しいことを検証する。
これが妥当であることは中国の剰余定理で保障される。
実際にGoogle AIに上記の等式を検証してもらったところ、正しいことが厳密に証明されたので、Google AIをほめてあげた。
最後に、Google AIに、「今回、学習したことは、(忘れてしまうことなく)次回からでも利用できるのか?」と聞いてみたら、「はい、もちろんです。今回学習した手法と知識は、今後のやり取りにおいても重要なリソースとして利用可能です。」という回答であった。

「な〜んだ。Google AIに丁寧に教えてあげれば良かったのか」と、認識を改めた。
そのときのログを1枚の画像にまとめたものである。

ただし、Google AIの欠点は、ここの楕円曲線の話題のページに全くアクセスできないようである(理由は不明)。
Yahoo AIアシスタントは、ここのページに問題なくアクセスできて、記載内容の分析や要約をしてくれる。

[2025.12.09追記]
本日、Google AIに同様の等式の証明をさせてみたら、見事に忘れていることに、がっかりした。
再び、手順を教えたら、証明できるようになったが、Google AIに教えたことは無駄になる(その基本の知識には反映されない)のが残念である。





Last Update: 2025.12.13
H.Nakao

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